プエルト・ナタレスPto.Natalesから

トーレス・デル・パイネ国立公園Parque Nacional Torres del Paineに向かうバスの中
では、着いてからのルートを決めるのに必死だった。地図mapaを改めて見て、愕然と
する。とても1泊では回りきれない。。2泊しようか...ここでは氷河に興味があった
ので、まずは氷河を目指す。Pudetoというところで降りて、船に乗った。(9000ペソ)
約30分でPehoeというところに着いたので、降りてすぐに腹ごしらえをして出発。
小雨が降ってきて、風が強くて、とにかく歩きづらい。。氷河を目指しているが、
道はごく普通のトレッキングルートだった。"氷河まで今日中に行るように"と
ひたすら歩く。。暗くなれば、もちろん歩きづらいし、歩く人も少なくなるので
不安だし、何より寒い。。こんな山の中で凍えたくはない。。


以前、アメリカのグランドキャニオンで凍えたことがある。昼は暑いくらいだった
ので私は高をくくって、薄いシュラフで1泊しようとしたことがあった。夜には
寒くて何かを食べては、体を温めてというのを繰り返し、うとうととしたことが
あった。明け方の1番気温の下がる頃は、寝ていられず。とにかく起きたが、顔が
自然にカクカクとしてしまう。。。寒すぎて顔が震えてしまうのだ。止めたくても
止められず。そんな私はかなり不気味に見えただろう。。朝方でそれほど人には
会わずに済んだが、話したくてもアゴも震えていて言葉にならない。。そんなことは
もう懲り懲りだ。。


凍えることにトラウマもあり、氷河の手前の宿まで必死に歩いた。辺りがどんより
暗くなってきた16時過ぎ、GREYの宿が見えてホッとした。