食生活

宿はガイドブックには載っていなかったが、中庭が広くヨーロッパ風の
感じのするところだった。経営者はスペイン語しか話せなかったが、
人なつっこい子供が2人いて、和やかにさせていた。経営者は宿泊者とは
別に敷地内に自宅があるので、キッチンも経営者の目を気にせず、宿泊者
だけで自由に使えた。

キッチンではフランス人のグループが夕食作りの真っ最中だった。余った
野菜をあげたら、メロンが返ってきた。。作っているものからして、ベジ
タリアンのようだったので、聞いたらやはり私と同じベジタリアンだった。
日本国内ではあまりベジタリアンとは会ったことがないが、海外では結構
いる。べジタリアンと言っても本当に野菜だけしか食べないのではなく、
肉類を食べないだけの人も多い。私もそうだが、肉以外の魚や大豆製品
からタンパク質をとるので、他の人から言われるほど本人は食事の不便さを
感じていなかったりする。
ついでに言うと、私は小麦粉が好きではない。以前中東を旅した時は
肉類とパン類ばかりだったので、食べられるものがなく、常に空腹感が
あり、体重も減った。それに比べ、南米はイモや米が主食であり、新鮮な
シーフードや大豆製品が食べられるし、果物も安く手に入るので、常に
満腹感を感じていることが多い。体重も増えそう...雲泥の差だ。